弊社は、1929年(大正10年)の創業以来90年お客様が感動できる「ものづくり」を通して皆様の幸せな住環境・空間を造ってきました。
現在は私が4代目の社長として務めています。3代目までは「矢島」の血が会社を引き継いでいましたが、3代目が病気になったのをきっかけに私が事業を引き継ぐことになりました。社長就任前までの当時は専務として働いていましたが、今までのサラリーマンという立場から経営者になるということは大きなプレッシャーでした。ですが、そんな時に高井先生が私の背中を後押ししていただき社長就任を決意しました。
高井先生に最初にお会いしたのは約30年前になります。当時はまだ顧問契約をしていませんでしたが、高井先生のお話を聞く機会があり、その話がとても新鮮で感銘を受けました。その後、知り合いの企業を数社紹介した後本格的なお付き合いが始まりました。
先代の社長の時代からお世話になっていますが、先代が経営計画書作成セミナーに参加して「目から鱗が落ちた」と言っていたのを今でも鮮明に覚えています。
会社の理念から経営に関わる数値の話など、その時、一番欲しかった情報を得ることができて、先代はとても驚いていました。その後、社内で経営計画発表会を行うようになり、高井先生もお招きして経営計画の進め方について話をしてもらいました。当時の私から見て「新しい風」というのを感じていました。
そこで感じたのは、経営とは「勘」でやってはいけないということでした。私は元々、自社に入社する前に勤めていた会社で入社3年目ぐらいから予算管理については指導を受けていました。その中で、実行予算を作るために材料費、外注費、手間賃に振分け、それぞれの金額を積み上げて在るべき姿に落とし込むというコストマネジメントに対する知識はありました。
経営という知識とは違えど全く知識がないわけではありませんでしたが、高井先生のお話いただいた経営者という視点からの固定費の話、そして利益を生みだすにはどれだけ売らないといけないのか等の話は鮮烈でした。
その時から、経営者のみが経営をするという体制から社員も参加する会社経営になっていった気がします。
当時の私が感じた「新しい風」というのはこの事だと考えています。
そして、約30年が経った今でも高井会計さんとはお付き合は続いています。
それは、絶え間なく情報を我々に提供してもらえるからです。高井会計さんが掲げる「3つの約束」の1つである情報発信基地として、普段の業務改善から経営のヒントなど多くの気づきを与えてもらっています。こういった情報は知識となり、血液のように循環して経営に役立っています。いつまでも化石みたいな考え方をしていたら、取り残されてしまいます。常に新しい情報を持っておくというのはとても重要な事であり、そこにはきっとビジネスのチャンスがあります。
元々経営者ではなかった自分へ様々なアドバイスをいただきました。
そして、今では何とか自社を良い方向へと導くことができるまでになり、しっかりと利益を生みだすスキームをつくることができました。経営に関して不安に思っている経営者の方は一度お話を聞いてみるのも良いかと思います。