弊社は2001年に印刷とデザインの会社として創業、21歳の時から経営をはじめました。
当時は競合も少なく初年度から順調に経営をし業績を伸ばしていましたが、「領収書ってどう管理するのか」「納品書って必要なのか?」「請求書って何だ?」という状態で本当の意味で税務のことは全然わかっていませんでした。今思えば、運良く何も知らなくても会社が軌道に乗っていたのだと思います。
ただ、その数年後から始めた新しいビジネスがうまく軌道に乗らず、いきなり会社の資金が目減りしていきました。
それからは今まで経験したことのないことが起こるようになり、そこで初めて経営者である自分が損益計算書や貸借対照表など「会社の数字」を読めない事に危機感を感じました。その事に気付いてからは、独学で簿記などの勉強をはじめた。勉強したことで、会社の数字を理解出来るようになり、そこから会社の改革の乗り出していきました。
会社の数字が読めるようになってからは、会社がどんどん良くなっていきました。
そうすると「もっと良くしたい」「もっと良い経営をしたい」「もっと良い財務内容にしたい」と考えるようになり、当時お世話になっていた税理士事務所の方に今よりももっとお金を払うので、「いろいろ経営の指導をして欲しい」「数字から導き出せる事を教えて欲しい」など伝えました。その当時は月次決算書として毎月の数字を出してもらっていましたが、1ヶ月、2ヶ月後に出ていたので、決算書もっと早く見たいとも伝えました。
会社の数字を理解できるようになってからは、自分達の毎月の結果を早く見ないと迅速な意思決定ができないと強く感じるようになっていきました。
月末過ぎたらすぐ決算書を見られる状態にしたいと再三伝えましたが、なかなか実現せず、通常の税理士事務所はできないんだとわかりました。
その時、ちょうど知り合いの経営者の方から岐阜に経営までしっかり見てくれる税理士事務所があると聞いたので、さっそく名前を聞いて電話してみた。電話で自分の悩みや課題、要望だった「すぐに月次決算書出して欲しい」「部門別会計をしたい」「損益計算書を良くしたい」「貸借対照表を良くしたい」「経営計画に基づいた助言をしてほしい」など伝えたところ全部出来ると答えてくれたので、今までお世話になっていた税理士事務所から高井会計にお願いするようになりました。
高井会計さんにうつってからすぐに「経営計画書作成セミナー」に参加しました。
当時は自分でも簿記の勉強をしていたので、ある程度数字のことはわかるかなと思っていましたが、まだまだ勉強の仕方が甘くて、自分の知らない事の連続でした。未来への数字の決め方が甘かったと痛感できました。参加した当初は、新規ビジネスの計画を立てようと思っていましたが、そこで分析した結果、このビジネスでは資金が足りなくなることが分かりました。自分の考えていた新規ビジネスは会社を良くない方向に傾けてしまうので、新規ビジネスは取りやめるという意思決定ができました。
それからは、しっかりと経営計画書を作り損益計算書も貸借対照表も充分に理解して、高井会計さんと一緒にやっていくことで会社がどんどん良くなっていきました。今では、部門別会計もしかりやってもらい、毎月10日ぐらいには月次決算書が出る状態になっています。毎月の決算書が出たらすぐに幹部会議を開き、未来の目標を達成するためにどうしたら良いのかを高井会計さんと話し合っています。
通常の税理士事務所は終わった結果に対してアドバイスをしますが、過去の結果は変えることはできません。その点、高井会計さんは毎月出てくる会社の財務を元に未来に向けてどんな手を打っていけばよいのか、さらに経営計画書を元に今何をどう実行すべきかも含めてアドバイスしてくれます。
まさに自分が臨んでいた「未来思考の経営」ができるようになったのが良かったです。