TACT経営研究会 新春賀詞交歓会
経営
TACT経営研究会は、経営者や各企業の幹部が共に学び合い、経営ノウハウを交換できる、異業種交流会の場です!
OVERVIEW
セミナー概要
| 開催日時 | 2026年1月19日 |
|---|---|
| 開催場所 | 岐阜グランドホテル・ロイヤルホール雪の間 |
| 主催 | TACT経営研究会 |
| 参加費 | 新春講演会のみご参加の方:5,000円(税込み) 新春講演会・賀詞交歓会ともにご参加の方:15,000円(税込み) ※TACT経営研究会会員は新春講演会無料 |
| 講師 | 第一生命経済研究所 首席エコノミスト 熊野 英生 氏 |
国内景気は、米国の関税政策に不確定要因が残るものの、猛暑による川上から川下までの特需や全国の建設需要がけん引し上向き傾向が続いています。8月は記録的猛暑の影響で飲食関連や熱中症対策商材、エアコンなどに特需が生じ、幅広い業種に波及し、日経平均株価が過去最高値を更新するなど、金融市場は活況を呈しました。また、公共工事は建設需要が堅調に推移しており、旅行関連もインバウンド需要により消費額も増加しているため、8月の景気DIは前月比0.5ポイント増の43.3となり、3カ月連続で改善しました。一方でトランプ関税をめぐる日米合意後の混乱は外需の逆風となったほか、価格転嫁の遅れや屋外レジャーの低迷も下押し要因となっています。今後は、実質賃金と手取り収入の改善、そしてインフレ対策が個人消費に与える影響が焦点となります。他方、AI関連の設備投資と訪日客の増加は景気の下支え要因であるものの、米国の関税措置では自動車関連の引き下げ時期の確定が急がれ、貿易取引におけるルールの明確化が不可欠となります。また、人手不足と物価高は引き続き重荷となり、追加利上げの時期も注視が必要なため、国内景気は、実質賃金の行方を見極めつつ、当面は横ばい圏での推移が見込まれます。
このような国内景気の状況を踏まえ、TACT経営研究会1月度例会・新春講演会は、著名なエコノミストで数多くのメディア出演や著書の出版をされておられる第一生命経済研究所主席エコノミストの熊野英生氏を講師にお招きします。
熊野先生には、令和5年9月と令和6年10月の例会にご登壇いただき、「中小企業の活路を探る~今後の日本経済の展望~」と題して、物価上昇に負けない徹底した価格設定とコストの見直しにより「高付加価値商品・サービス」を生み出し取り組まなければならないことの重要性や国内外の政治や最新の経済情勢を踏まえ、今後中小企業がどう生き残るのか、そしてどう成長していくのかを、熱意溢れる講義で解説していただきました。
今回は『2026年の日本経済 ~混迷の世界経済、どうする日米関係~』と題してご講演いただきます。
新年早々、金融政策や財政政策、金融市場、経済統計の専門家の講演を聴くことは、黒字化を目標に据えるチャンスです。さらに、講演会終了後には会場を変えて熊野先生にもご参加いただき、異業種交流の場として親睦を図る賀詞交歓会を開催いたします。
LECTURER
講師プロフィール
第一生命経済研究所 首席エコノミスト
熊野 英生
1990年3月横浜国立大学経済学部を卒業し、日本銀行に入行。同行調査統計局、情報サービス局を経て、2000年8月第一生命経済研究所に入社。2011年4月より現職。金融政策、財政政策、金融市場、経済統計担当。
社外役職等:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会専務理事、山口県やまぐち産業戦略アドバイザー。
主な著書:『なぜ日本の会社は生産性が低いのか?』(文藝春秋)、『本当はどうなの?日本経済-俗説を覆す64の視点』(日本経済新聞出版社)、『バブルは別の顔をしてやってくる』(日本経済新聞出版社)など。